「髪に芋けんぴ」が2026年にまさかの大バズり!少女漫画の“あの迷言”が現実のトレンドに進出した背景
髪 に 芋 けん ぴがついている――。かつてネット上を騒がせたあのシュールなシチュエーションが、2026年の今、空前の大ブームを巻き起こしている。ただの冗談だと思われていた懐かしのネットミームが、時を経てリアルなファッションシーンやSNSのトレンド最前線に躍り出たのだ。
渋谷の女子高生たちがこぞってヘアピン代わりに本物そっくりの食品サンプルを頭につけ始めたことで、SNS上では「リアルで髪 に 芋 けん ぴを再現する時代が来るとは」と驚きの声が広がっている。この一見すると奇妙な現象の裏には、現代の若者たちが求める新しい自己表現の形が隠されていた。
伝説のネットミームが10年以上の時を経て「令和」に再降臨したワケ

元ネタは、2010年代前半に少女漫画のパロディとしてネット上で爆発的に拡散されたフレーズだ。「髪に桜の花びらが…」という王道の胸キュン展開を、なぜか高知の名物菓子に置き換えたシュールさがウケた。それが2026年、ある人気バーチャルYouTuberの配信をきっかけに再燃。瞬く間に現在のティーン層へと伝播した。
原宿で完売続出!若者が熱狂する「芋けんぴヘアピン」の正体

このブームを見逃さなかったのが、食品サンプルメーカーやアクセサリーブランドだ。本物と見紛うほどのクオリティで作られた樹脂製のヘアクリップが発売されるやいなや、即完売。原宿の竹下通りでは、ツヤツヤと輝く砂糖をまとった「芋けんぴ」を前髪やサイドに飾った若者たちが闊歩している。奇抜に見えるが、ベージュ系のヘアカラーによく馴染むという実用的な理由もあるらしい。
TikTokで3億回再生突破、あえて「ダサさ」を演出する新感覚の自己表現

SNSでの盛り上がりは凄まじい。特にTikTokでは、意中の相手の髪からそっと芋けんぴを取り除く「芋けんぴチャレンジ」動画がトレンド入りした。BGMに合わせてシュールな表情で演じるこの動画は、すでに累計再生数3億回を突破。完璧な美しさを求める従来の自撮り文化に対する、若者なりの「アンチテーゼ」とも言えるだろう。
高知県の老舗メーカーも困惑?本物の芋けんぴの売り上げにも異変が
この思わぬ特需に、芋けんぴの本場である高知県の製造業者も驚きを隠せない。ある老舗メーカーの担当者は「最初はなぜ若者がうちの製品の写真をSNSにこぞって上げているのか分からなかった。しかし、実際に店舗での売り上げも前年比で150%近く伸びており、嬉しい悲鳴を上げている」と語る。食べるだけでなく、コミュニケーションの道具として消費されているのだ。
なぜ私たちは「シュール」に惹かれるのか?専門家が分析する現代の消費心理
文化人類学の専門家は、この現象を「過剰な正解主義への反発」と分析する。SNSのアルゴリズムによって最適化された情報ばかりが流れる現代において、若者たちは予測不可能で無意味な「ズレ」を求めている。芋けんぴという、およそファッションとはかけ離れた存在を身につけることで、周囲との同質化を防ぎ、独自のアイデンティティを表現しているのだ。
一過性のブームで終わるか?「ネタ系ファッション」が拓く新たな市場
かつては一発ネタで終わっていたはずのネットミームが、リアルな経済活動やファッションとして定着する事例は増えている。今回のブームも、単なるおふざけを超えて、次世代のカルチャーとして定着しつつある。次はどんな「おかしなもの」が若者の髪を飾るのか。私たちの想像力は、常に彼らのユーモアに試されている。 (出典: 髪 に 芋 けん ぴ(Yahoo!ニュース))